聖徳会

第1回 運命学のTPO

運命学の多くのジャンル・それぞれの専門分野における吉凶判断の最重要目的は、
「判断の拠り所"となるもの」 を分析して、
「天地自然の理法にかなっているか、否か」 を調べることにあります。

そして「吉凶は動より生ず」「吉凶は相より生ず」 という言葉は、突き詰めれば、
「結果が生じるのは原因があるから」 ということに他なりません。

吉にしろ凶にしろ、結果を招いた原因がわかれば、それに応じた"対処法を見つけることができる"はずです。そこでまずは "原因がどこにあるかを探ること" が大切なカギとなります。また、結果は複合原因やその相互作用によって生じることも多いということを忘れてはなりません。

病因を探るために多くの検査をしますよね? 運命学も同じで、原因を多角的に探ることが必要です。また、病気の治療がさまざまな手段を講じて病根を断ち切ろうとするように、運命学にも、またTPOに応じた適切な対処方法というものがあるのです。

さて、お医者さんの検査で熱を計り、レントゲンを撮るように、原因探しの手初めに良いテスターが "生まれ星" と "名前" です。だれにでも身近で影響力の大きい "動" "相" の要素として、まずこの2つを調べ、だれが、何時、何処で、だれと、何を・・・と分析して、現実と照らし合わせて、原因 "なぜ" を探っていきます。 そして、どうすべきであったか、どうすれば良いのかを考えるのです。

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