聖徳会

第12回 運命学 相学について 後編

家を建てた時に家相が、名前をつけたときに名相が、そして印鑑を作った時には印相が生じます。

さまざまな「相を生じる事物」と「相から生じる運」は、ワンセット。所有者、使用者たる私達は、それらとのつきあいが続く限り、継続的にその影響下でその運の支配を受けることになるのです。

「吉凶は、相より生じて、相を生ず」を基本とする相学では、「相を生じる時」と「相が生じた時」「相に係わった時」が吉と凶を分かつ重大な分岐点となります。

個人の肉体に備わった天性の相は、生まれながらに備わった運を示し、相の変化は、その運の変化とみるのですが、これは簡単に変えられるものではありません。しかし、積極的に運命を転換し開運に導くことこそが運命学の使命なのですから、そう簡単には諦めるわけにはいきません。

ここで「相が運を創造する」ということに注目!これは発想を転換すれば「相が変われば運も変わる」ということにも・・・。そこで、「新しく作るもの」「変えることが出来るもの」に注目して、「相を生じる時」に「良い相」を追求するのです。

要は、良い相との関係を築き、良い運との出会いを果たすことで、運を転換・創造することです。そして「運が変われば相も変わる」という結果を導くこと。これ即ち、相学における開運のポイント、最も確実な開運の手段というわけです。

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